歯の痛みの原因について

歯に痛みを感じるのは虫歯になったとき、というイメージが強いものですが、それ以外にも歯に痛みが走る場合があります。

とくに最近増えているといわれているのが知覚過敏。冷たいものに触れるとしみたり、痛みが走る場合です。 歯周病や歯の表面が削れてしまった場合などに発生するものです。虫歯だとは思えないのは痛みを感じる場合には検査を受ける必要が出てきます。

それから歯髄炎。これは歯の神経に細菌が感染してしまった場合に発症するものです。 また、感染した細菌が繁殖してしまい、膿瘍ができると歯槽膿漏になります。どちらも激しい痛みを伴うことが多く、 治療も神経を抜くなど大掛かりなものが必要になってきます。

もうひとつ、最近増えているのが歯の表面が割れてしまったり、ヒビが入ってしまう症状。 歯ぎしりやかみ合わせの悪さによって起こることが多いこの症状、冷たいものを飲んだときにしみたり、歯磨きの際に痛みが走ります。

これらの症状はみな歯科の治療が必要になります。痛みを根本から解決するためにもできるだけ早く診察を受けるようにしましょう。

また、歯とは直接関係のない原因で痛みが走ることがあります。たとえば頭痛。群発頭痛は歯の痛みが伴うことが多く、 歯科医ではなく神経外科などの診察が必要になります。それからアレルギー性鼻炎。この症状から副鼻腔炎にかかると歯痛が伴うこともあります。 この場合は耳鼻科オフィスでの診察が必要になります。

このように、歯の痛みの原因によって対策も異なってきます。解決のためには相応しい治療方法を求めることが重要になるのです。